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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第30章 バイトの王子様

番組収録日を迎えた早朝──
前にこの仕事を受ける際、多少の希望を優遇してくれるってことで一つ目のバイトは飲食業をリクエストしていた。
そしてもう一つ。今回のバイトはどんな職種か、まだ知らされていない。
取りあえず駅前でロケ班と合流してそのまま現地直行。
着いた先はスタイリッシュな外観の建物が並ぶ通りにある一軒の美容室。
俺はロケバスの中で初めて履歴書なるものを書いていた。
二つのアルバイトが被らないよう、一つは全く違う職種の接客業。
今回は美容師だ。店に入ると俺はそこの店長に面接を受けていた。
初めてのことってのはなんでも緊張する。この空気感はまるで新しい役柄を獲るためのオーディションと似たものがあった。
ロケだから雇ってもらえる前提なのは当たり前だけど、この対面式で一つずつ質問される雰囲気はまるで刑事物のドラマの取り調べと変わらない。
「よし、じゃあ先ずは接客の仕方からね」
「はい、お願いします!」
立ち上がった店長に続いて俺も椅子から腰をあげる。この風景までしっかりとカメラに収められ、俺の初のバイト中継が始まりを告げていた。
前にこの仕事を受ける際、多少の希望を優遇してくれるってことで一つ目のバイトは飲食業をリクエストしていた。
そしてもう一つ。今回のバイトはどんな職種か、まだ知らされていない。
取りあえず駅前でロケ班と合流してそのまま現地直行。
着いた先はスタイリッシュな外観の建物が並ぶ通りにある一軒の美容室。
俺はロケバスの中で初めて履歴書なるものを書いていた。
二つのアルバイトが被らないよう、一つは全く違う職種の接客業。
今回は美容師だ。店に入ると俺はそこの店長に面接を受けていた。
初めてのことってのはなんでも緊張する。この空気感はまるで新しい役柄を獲るためのオーディションと似たものがあった。
ロケだから雇ってもらえる前提なのは当たり前だけど、この対面式で一つずつ質問される雰囲気はまるで刑事物のドラマの取り調べと変わらない。
「よし、じゃあ先ずは接客の仕方からね」
「はい、お願いします!」
立ち上がった店長に続いて俺も椅子から腰をあげる。この風景までしっかりとカメラに収められ、俺の初のバイト中継が始まりを告げていた。

