この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第30章 バイトの王子様
「藤沢さん」

集めた髪をゴミ箱に捨てていると店長に呼ばれた。

「さっき教えたマッサージって出来そう?」

「……っ…」

それはもう客に触れということでは……

俺はつい唾を飲んで頷いた。

たかが肩揉みなのに、客に入れといきなり言われ、変な緊張が走る。

そうか、皆急にそう言われて仕事を任されていくんだな……。

店を見渡せば、さっき泣いていた新人が緊張しながら客と会話して頭皮マッサージをしている。

頑張れっ…

つい心の中で俺はその子を応援していた。

って人どころじゃない。

俺も今、床の掃除人から接客するという立場に立たされているわけで……

客はあの、花田さんだった。。。

店長が多分、許可を取ってくれたんだろう。カメラに映ることと、俺の接客の練習をさせてもらうように。

花田さんは見たとこ40代──

新しく売り出した藤沢 聖夜がターゲットとするファン層だ。

そう思うと緊張とは別に、変な意気込みが俺の中で沸いてきていた。

この感覚だ──

俺が役者という仕事から脱け出せないのはこの高揚感。

試されていることに常に挑み続ける緊張と高揚。

仕事を急に宛がわれ、少し怯えていた感情はもう何処にもない。

俺は藤沢 聖夜だ──

美容師の卵、それを演じればいい。

そう覚悟を決めて花田さんに新人らしく微笑み掛けた。

先ずは顧客第一号。

ターゲット 花田 郁世 46歳──

ゴングの鐘が頭で鳴り響いた。

/1045ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ