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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第6章 喫茶「和らぎ」

「今後の為に何枚か買ってきてくれ」
「了解!」
店の外に止めたママさんの自転車を借りてコンビニへ向かうあたしを窓ガラス越しに夏希ちゃんが見ている。
案の定電話が直ぐに掛かってきた。
「どこいったの?」
「………」
一歩間違えばまるでストーカー的行為だ。夏希ちゃんの愛情を感じながら思わずプッと笑えてしまった。
「君の為に買い物に出されたんだよ」
「え?どういうこと?」
「ん──取り合えず待ってて」
「……?」
「すぐもどるから」
「わかった」
なんだかこんな夏希ちゃんがカワイイ。
あたしは藤沢聖夜を知らないし
やっぱあたしの夏希ちゃんはこの柏木 夏希 この人一人だ。
色紙を買って店に戻るとマスターはあたしにサインを貰うように言ってきた。
自分の恋人にサイン?
なんか変な感じだ…
そう思いながら夏希ちゃんの席に向かい色紙とペンを差し出すと、あたしの出掛けた原因を知った夏希ちゃんは笑っていた。

