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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第30章 バイトの王子様

無理に商品の話をせずとも世間話をしながら仕上げにクリームを塗れば……
「あ、このクリームいい香り……」
「いいですよね、僕も好きです」
「──…」
にっこり笑い、見つめて終了──
あとは鏡の前にディスプレイされた商品を見て、会計の際にはお客自ら品物を買い求めてくれる。
販売って結構楽しいかも…。
売れる売れないの結果が目の前でわかる……
なんともシビアな世界だ。
もとい、俺の場合は藤沢 聖夜ってキャラが一役買ってくれている。
俺は自分の商品売上げ表を見つめ、そう思っていた。
夕方を過ぎて店に足を運ぶお客は主婦層から会社帰りのOLに変わっていく。
店には飛び込みでくる客も二、三、居た。
「すいません。マモル、今日は撮影で店には出て居なくて…」
撮影?
聞き慣れた単語に耳が少し傾いた。
会社帰りの女性客に店長は丁寧に頭を下げて送り出している。
何がなんでもその担当の美容師にしてもらわなきゃならないのか……
そう思いながら落ち着いてきた店内で俺はまた、床掃きの仕事に就いていた。
「あ、このクリームいい香り……」
「いいですよね、僕も好きです」
「──…」
にっこり笑い、見つめて終了──
あとは鏡の前にディスプレイされた商品を見て、会計の際にはお客自ら品物を買い求めてくれる。
販売って結構楽しいかも…。
売れる売れないの結果が目の前でわかる……
なんともシビアな世界だ。
もとい、俺の場合は藤沢 聖夜ってキャラが一役買ってくれている。
俺は自分の商品売上げ表を見つめ、そう思っていた。
夕方を過ぎて店に足を運ぶお客は主婦層から会社帰りのOLに変わっていく。
店には飛び込みでくる客も二、三、居た。
「すいません。マモル、今日は撮影で店には出て居なくて…」
撮影?
聞き慣れた単語に耳が少し傾いた。
会社帰りの女性客に店長は丁寧に頭を下げて送り出している。
何がなんでもその担当の美容師にしてもらわなきゃならないのか……
そう思いながら落ち着いてきた店内で俺はまた、床掃きの仕事に就いていた。

