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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第30章 バイトの王子様

あたしはこの後の展開に少し気落ちしながら、まだ閉じられたテープを開けないままの紙袋を持ち上げて眺める。
その足元でカチャリと部屋のドアが開く音がしていた。
「ずいぶん買い物したんだね…」
「………」
「楽しかった? 売れっ子美容師とのショッピングデートは…」
「………」
棘のある言い方だ。
ドアから顔を覗かせて嫌味を吐くと、夏希ちゃんは部屋の壁に寄り掛かった。
顔は怒ったままだ。
「買い物は一人でした。マモルさんとは外で待ち合わせしただけ」
倒していた身を起こして夏希ちゃんに目を向ける。
考えてみたら別に悪いことなんてあたしは何もしていない。
だだ、最初に夏希ちゃんに言ってた休みが予定変更になっただけ。
臨時で和らぎのバイトをして、時間が余ったついでに自分の休日を楽しんだだけだ。
なのになんでこんな顔して責められなきゃいけないんだか──
「せっかくの休みだったのになんか気分最悪っ…」
「──…っ…」
吐き出すように言ったあたしは目を見開いた夏希ちゃんに背を向けて布団を被った。
その足元でカチャリと部屋のドアが開く音がしていた。
「ずいぶん買い物したんだね…」
「………」
「楽しかった? 売れっ子美容師とのショッピングデートは…」
「………」
棘のある言い方だ。
ドアから顔を覗かせて嫌味を吐くと、夏希ちゃんは部屋の壁に寄り掛かった。
顔は怒ったままだ。
「買い物は一人でした。マモルさんとは外で待ち合わせしただけ」
倒していた身を起こして夏希ちゃんに目を向ける。
考えてみたら別に悪いことなんてあたしは何もしていない。
だだ、最初に夏希ちゃんに言ってた休みが予定変更になっただけ。
臨時で和らぎのバイトをして、時間が余ったついでに自分の休日を楽しんだだけだ。
なのになんでこんな顔して責められなきゃいけないんだか──
「せっかくの休みだったのになんか気分最悪っ…」
「──…っ…」
吐き出すように言ったあたしは目を見開いた夏希ちゃんに背を向けて布団を被った。

