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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第31章 愛し合ってるからこそ…

もう、フォーカスされるとかそんなこと関係ない。
とにかく今はこの手を離すことに不安が募る。
「なんかマズイことある? 俺のマンションに行くのに」
何か不安が抑えられず、俺はエレベーターの中で晶さんに率直に聞いていた。
「嫌? 行きたくない?」
「そうじゃないけど…っ…」
「ないけど何?」
「………」
晶さんは追及する俺から目を逸らす。
「なんで逸らすの?」
言いながらエレベーターの中で晶さんを壁際に追いやった。
うつ向き加減の晶さんの顔の両脇に手を付き首を傾げて覗き込む。
「そういう顔やめてくれない? 意味もなく不安になるから──…」
少しずつ腹を立ててきてる俺の声に晶さんはやっぱり目を逸らしたままだった。
俺はどうしようもなくて大きな溜め息を吐いていた。
黙ったままの晶さんの手を牽いてエレベーターを降りると部屋の鍵を晶さんに手渡す。
「開けて……」
「………」
「晶さん、前に言ったよね? 俺と一緒に部屋を見たいって…」
俺はちゃんと憶えてる。だから今日は二人で初めて俺の部屋を見るいい機会だと思った。
ほんとはこんな雰囲気になる予定じゃなかったんだけど……
俺の理想だと、二人でワクワクしながら部屋を見る筈だったんだけど……
晶さんのこの躊躇う態度がいまいち俺には理解できない──
そして不安だけが俺を襲っていた……。
とにかく今はこの手を離すことに不安が募る。
「なんかマズイことある? 俺のマンションに行くのに」
何か不安が抑えられず、俺はエレベーターの中で晶さんに率直に聞いていた。
「嫌? 行きたくない?」
「そうじゃないけど…っ…」
「ないけど何?」
「………」
晶さんは追及する俺から目を逸らす。
「なんで逸らすの?」
言いながらエレベーターの中で晶さんを壁際に追いやった。
うつ向き加減の晶さんの顔の両脇に手を付き首を傾げて覗き込む。
「そういう顔やめてくれない? 意味もなく不安になるから──…」
少しずつ腹を立ててきてる俺の声に晶さんはやっぱり目を逸らしたままだった。
俺はどうしようもなくて大きな溜め息を吐いていた。
黙ったままの晶さんの手を牽いてエレベーターを降りると部屋の鍵を晶さんに手渡す。
「開けて……」
「………」
「晶さん、前に言ったよね? 俺と一緒に部屋を見たいって…」
俺はちゃんと憶えてる。だから今日は二人で初めて俺の部屋を見るいい機会だと思った。
ほんとはこんな雰囲気になる予定じゃなかったんだけど……
俺の理想だと、二人でワクワクしながら部屋を見る筈だったんだけど……
晶さんのこの躊躇う態度がいまいち俺には理解できない──
そして不安だけが俺を襲っていた……。

