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第31章 愛し合ってるからこそ…

晶さんの弱い耳の後ろを甘く責め、俺は晶さんが我慢できなくなるまでささやかな凌辱を繰り返し、服の中にゆっくりと指先を滑り込ませた。

「あっ…」

「気持ちいい？ 晶さんの声聞いてると俺も興奮する…」

わざと吐息を含めながら晶さんの耳元でそう囁く。

晶さんにしか興奮しない俺をしっかり刷り込むように、晶さんが吐く甘ったるい溜め息に合わせて俺も唇から熱の隠る息を吐いて下半身を擦り付けた。

男の欲情をまざまざと見せ付ける。

貴女のせいでこんなになるんだと──

晶さんだけに夢中な俺を沢山見せつけて、俺には晶さんしか居ないことを必死になって躰で伝える。

「晶さん…愛してる」

「……っ…」

「すごい好き」

晶さんからもその返事が欲しいけど今はただ無心に俺の愛撫に身を委ねていて欲しい──

俺は晶さんが口を開こうとする度に乳首へのいたぶりを強めた。

下にずらしたブラごと集めるように胸を揉みながら、乳首を指で軽くつまむ。
「ああっ…」

晶さんが色っぽく眉をしかめて切なく喘ぐ。

乳首への愛撫とクリトリスへの愛撫。責める箇所に寄って微妙に感じる声は異なる。

乳首への愛撫の方がとても甘くて切ない吐息を声には含んでいた。