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第31章 愛し合ってるからこそ…

乳房への愛撫を送りながら晶さんと唇を重ね、深いキスと浅いキスを交互に繰り返す。

晶さんの好きなキス──

俺の舌だけが回遊できる場所。

濡れた口腔で遊ばせては唇のみで吸い付いて、高く小さな音を何度となく奏でてはうっとりとした晶さんを確認した。

「キス…気持ちいい？…」

「うん…」

夢見心地なとけた瞳で晶さんは頷く。

「もっと沢山してあげる」

「うん…」

潤んだ瞳でほんのりと頬を熱らす晶さんをそう誘惑しながら俺は晶さんの上着を脱ぎ去った。

半端に脱げたブラがすごくそそる──

それを目にした俺の猛りがビクリと跳ねて、ジーンズの中で膨らみを増していた。

晶さんの首筋に少し荒々しく顔を潜り込ませて舌と唇を同時に這わす。

まるで獣が狩りをして獲物の急所を攻めるように、俺は吐息も荒く食い付くようなキスを晶さんの首筋から肩へ、肩から胸元へと狂ったように這わせていった。

「ああっ…」

たまらなくなった晶さんの腕が胸元に埋まる俺の頭を抱き締める。

悩ましく揉み込むように髪を掻き乱され、俺も晶さんのその仕草にカッと躰が熱くなっていた。