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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第33章 ラブライフ
洗面具や食器類。新しい生活の為の品を広げて所定の位置に並べるとこの部屋はいつの間にか二人の色に染まっていた──

光の君の撮影も残す所あと数回。最近は晶さんが喫茶店のバイトが休み前にはこっちのマンションに泊まり込むようになっていた。

その為に購入した自転車。
和らぎまではそれに乗って15分。今までの通勤時間と変わらない。

仕事が落ち着いたら免許を取ることも俺は計画に組んでいた。

晶さんとこれからを。って考えたら必要ないと思っていたことが必要になっていく。

ただ、一緒に居れればいいなんてのは無責任な男の身勝手でもあるから。

その辺は俺なりに真面目に考えているわけで。

「なんか夏希ちゃん楽しそう」

「楽しいに決まってるじゃん」

間接照明だけを灯した部屋で二人、ベッドに入って向かい合っていると晶さんが俺を見てふふっと笑った。

楽しくない筈がない──

自分の部屋のベッドで隣に好きなひとがいる。

ただ、これに慣れて来ると晶さんが泊まりに来ない日は異様に寂しくなって、結果…

どんなに遅くても晶さんの部屋に通う破目になってしまっている。
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