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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第33章 ラブライフ
「母上? どうされました」

まるで我が身を拒む表情。そんな藤壺を光の君は厳しい表情で見つめる。

「また──…わたしの好かぬ言葉を口にするおつもりですか母上っ…」

光の君は強く腕を掴んで顔を覗き込む。藤壺はその瞳から逃げるように目を背けて俯いた。

真剣な眼差しが胸を突き刺す──

いたたまれずに目を背けたままの藤壺を光の君はその場に強引に押し倒した。

「───っ!?…や、…やめて」

「嫌ですっ…ほんとにやめて欲しいならっ…」

「───……」

「わたしを刺し殺してでも逃げればいいっ…」

「……っ…」

懐に忍ばせた短刀を光の君は藤壺に見せつける。そして藤壺の手にそれを握らせて我が身の喉元に宛がった。

「──…っ…やめなさいっ…」

「いいえっ!! やめませんっ……」

「───……」

「今更になって……なぜやめられましょうかっ…そうならなぜわたしに貴女は抱かれたのですかっ!?」

覆い被さったまま真っ直ぐに問い掛ける──

若いからこその血潮。実の父を裏切り義理の母と犯す背徳の逢瀬。

藤壺は問われてその答えに戸惑った。光の君は藤壺の頬に手を添えて自分に向かせる。

曇りなき瞳──

若いからこそのひたむきさ

その瞳が目の前の一人の女を逃がさぬように捕らえていた。

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