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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第33章 ラブライフ

「ごめん…晶さん…」

悲しそうな声がする。

振り向けば耳の垂れ下がった夏希ちゃんがキュンキュン泣いている…

ように見えた。

あたしは白い目を向けて夏希ちゃんを見つめる。

「もう夏希ちゃんの為にご飯なんて作んないから。」

夏希ちゃんは仕方なしに頷いた。

「一緒に住んでくれるならそれでいいから」

「自分の為だけにご飯作るから。」

「ここに居てくれるならいいよ、それで」

「自分の為だけに作って余ったら夏希ちゃんにもあげる。」

「残り物でも嬉しいから」

「……っ…」


思わずヘラッと口が歪んだ。

「なに笑ってんの?」

妥協しまくりの夏希ちゃんに底知れぬ愛を感じてなんだか笑えた。そんなあたしに夏希ちゃんはツッコンで聞いてくる。

「どうでもいいけどなんか焦げ臭い…」

呟いたあたしに夏希ちゃんはハッとしてキッチンに走って行った。

換気機能抜群な為に気づくのが遅すぎた。

こんがりローストされた目玉焼きは黄身しか食べれそうなとこはなく、結局夏希ちゃんが朝食を手早く作りあたしに味噌汁を味見させる。

「旨い?」

「うん」

頷くあたしに夏希ちゃんはまだ何か言いたそう。

「なに?」

「……ここにいるよね?」

何を不安に思ったのか、夏希ちゃんはさっきのことを確認するように控え目に口にしていた。

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