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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第33章 ラブライフ
夏希ちゃんにとって、あたしはそんなに大事なんだろうか……

何をどうしてそんなに好いてくれているんだろうか…

あたしにはてんでさっぱりわからない──

たくさんの愛情表現にたくさんの言葉を乗せて、真正面から伝えてくる。



“……月落ちの闇がそなたを覆い隠すことがあろうとも──
私はそなたを見つけてみせる……

たとえ眩(まばゆ)い陽がそなたを陽炎でまやかそうと──

私はそのぬばたまの瞳の色を見逃さぬでしょう──…

来世になろうとも…私はそなたを離さない──…”


いつの日か月明かりに照らされてあたしの部屋でそう口にした。

光の君が最終話で藤壺に語る永遠の愛の言葉。

“晶さんを想う俺の気持ちと同じだって思った──”

夏希ちゃんは言葉を紡いで微笑みながらそう口にした。


死んでもなお藤壺を想い探し出すと誓う光の君──

死ぬほどに好きってどうなんだろう。

考え込むあたしを夏希ちゃんは覗き込むと何気にあたしの指を取った。
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