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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第33章 ラブライフ

「晶さん指貸して」
「………」
アルミホイルを捻って作った小さな輪っか。
それをあたしの指にはめて夏希ちゃんは笑っていた。
パッと見、ホンモノの指環に見える。
それを眺めるあたしを見つめ、テーブルを挟んで夏希ちゃんはご飯を食べながら笑いかけてくる──
今の夏希ちゃんにとってはあたしが全て。
そう言っても過言ではないのだろうか──
夏希ちゃんを見つめるあたしにふと、気づいて夏希ちゃんは箸を止めた。
「なに考えてるの?」
「……なんにも」
「………」
一呼吸置いて答えたあたしを夏希ちゃんも見つめ返す。そしてふっと笑みを浮かべて微笑むと夏希ちゃんはあたしの指からアルミの指環を抜き取った。
「今度ホンモノをあげるから…」
優しい笑みが向けられる。
今のは夏希ちゃんの意思表示であって、これからはこんな日々が当たり前になっていくのだろうか──
笑顔を見せたままの夏希ちゃんにあたしもまた、笑みを返す。
二人の幸せを思い描く──
まだまだ実感はわかないけれど二人のことをちゃんと考えてくれている夏希ちゃんと、これから過ごす日々を──
あたしもそれとなく現実に考え始めていた。
「………」
アルミホイルを捻って作った小さな輪っか。
それをあたしの指にはめて夏希ちゃんは笑っていた。
パッと見、ホンモノの指環に見える。
それを眺めるあたしを見つめ、テーブルを挟んで夏希ちゃんはご飯を食べながら笑いかけてくる──
今の夏希ちゃんにとってはあたしが全て。
そう言っても過言ではないのだろうか──
夏希ちゃんを見つめるあたしにふと、気づいて夏希ちゃんは箸を止めた。
「なに考えてるの?」
「……なんにも」
「………」
一呼吸置いて答えたあたしを夏希ちゃんも見つめ返す。そしてふっと笑みを浮かべて微笑むと夏希ちゃんはあたしの指からアルミの指環を抜き取った。
「今度ホンモノをあげるから…」
優しい笑みが向けられる。
今のは夏希ちゃんの意思表示であって、これからはこんな日々が当たり前になっていくのだろうか──
笑顔を見せたままの夏希ちゃんにあたしもまた、笑みを返す。
二人の幸せを思い描く──
まだまだ実感はわかないけれど二人のことをちゃんと考えてくれている夏希ちゃんと、これから過ごす日々を──
あたしもそれとなく現実に考え始めていた。

