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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第34章 きっかけ

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◇◇◇
「ただいまっ」
仕事から戻るとバイトから先に帰ってきていた晶さんを見つけて早速、ウキウキ気分で抱き締めた。
二日振りの抱擁と、電話で聞いた晶さんの可愛いおねだりの声を思い出し、尚更抱き締める腕に熱が籠る。
「俺が居なくて淋しかった?」
セコい手段に打ってでる。
またあの言葉を言わせるつもりで抱き締めていた晶さんの顔を覗き、そう口にした。
上目使いの晶さんはやっぱり可愛い。
何か言いたげな晶さんの拗ねた目が“淋しかった”そう伝えてくる。
深いことは考えず、自分好みに勝手に解釈して俺はもう一度晶さんを抱き締めた。
帰る途中で立ち寄ったジュエリーショップ。そこで手に入れ、上着のポケットに忍ばせた小さな箱。
俺はそれを然り気無く避けながら抱き締める腕に気持ちを込めた。
「髭から聞いた?」
「ブライダルの話?」
「うん、やる?」
「バイトがあるからって断ったけど…」
迷った風の晶さんをまた覗きこんだ。
「店に直接来てマスターに貸してくれって直談判してた。一週間くらいなら休みくれるって」
「……やっぱやるんだ…」
晶さんは上目遣いで頷いた。
◇◇◇
「ただいまっ」
仕事から戻るとバイトから先に帰ってきていた晶さんを見つけて早速、ウキウキ気分で抱き締めた。
二日振りの抱擁と、電話で聞いた晶さんの可愛いおねだりの声を思い出し、尚更抱き締める腕に熱が籠る。
「俺が居なくて淋しかった?」
セコい手段に打ってでる。
またあの言葉を言わせるつもりで抱き締めていた晶さんの顔を覗き、そう口にした。
上目使いの晶さんはやっぱり可愛い。
何か言いたげな晶さんの拗ねた目が“淋しかった”そう伝えてくる。
深いことは考えず、自分好みに勝手に解釈して俺はもう一度晶さんを抱き締めた。
帰る途中で立ち寄ったジュエリーショップ。そこで手に入れ、上着のポケットに忍ばせた小さな箱。
俺はそれを然り気無く避けながら抱き締める腕に気持ちを込めた。
「髭から聞いた?」
「ブライダルの話?」
「うん、やる?」
「バイトがあるからって断ったけど…」
迷った風の晶さんをまた覗きこんだ。
「店に直接来てマスターに貸してくれって直談判してた。一週間くらいなら休みくれるって」
「……やっぱやるんだ…」
晶さんは上目遣いで頷いた。

