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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第34章 きっかけ

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まだちゃんとした物ってわけではないけれど、俺なりの意思表示。
やっぱり口で言うだけじゃなくてしっかりと形にした物も大事だと思うから……
そう思って前に晶さんの指にはめてサイズを計ったアルミホイルの指輪をショップの店員に渡した。
エンゲージリングだとはっきり口にした俺にショップの店員は驚いた顔をまともに見せる。
そりゃそうだ。芸能人で二十歳そこそこ。そんな藤沢 聖夜がエンゲージリングを買いにくる。
舞花との噂がやっと収まった頃にこのネタは立派な芸能スクープになりうる。
ただ…
週刊誌に載ろうが別に構わない。
堂々としている俺にショップの店員は今年の新作だという指輪を並べて奨めていた。
買った指輪は取り合えずクローゼットにしまったままだ。
いつ渡すかは一応考えてはいる。
それまではまだ晶さんに見つからないように……
「なに笑ってるの? 街中見て楽しいことあった?」
「あったよ」
色々企てて含み笑う俺を怪しむ晶さんにそう答える。
「何があったの?」
「ひみつ!」
「なにそれっ、怪しい!教えなさいっ」
「だめ。言わないっ」
俺は笑いながら晶さんを思いきり抱き締めた。
まだちゃんとした物ってわけではないけれど、俺なりの意思表示。
やっぱり口で言うだけじゃなくてしっかりと形にした物も大事だと思うから……
そう思って前に晶さんの指にはめてサイズを計ったアルミホイルの指輪をショップの店員に渡した。
エンゲージリングだとはっきり口にした俺にショップの店員は驚いた顔をまともに見せる。
そりゃそうだ。芸能人で二十歳そこそこ。そんな藤沢 聖夜がエンゲージリングを買いにくる。
舞花との噂がやっと収まった頃にこのネタは立派な芸能スクープになりうる。
ただ…
週刊誌に載ろうが別に構わない。
堂々としている俺にショップの店員は今年の新作だという指輪を並べて奨めていた。
買った指輪は取り合えずクローゼットにしまったままだ。
いつ渡すかは一応考えてはいる。
それまではまだ晶さんに見つからないように……
「なに笑ってるの? 街中見て楽しいことあった?」
「あったよ」
色々企てて含み笑う俺を怪しむ晶さんにそう答える。
「何があったの?」
「ひみつ!」
「なにそれっ、怪しい!教えなさいっ」
「だめ。言わないっ」
俺は笑いながら晶さんを思いきり抱き締めた。

