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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第35章 予測不能のシナリオ

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「いいよ…俺が晶さんにしたことやっていいから」
「──…っ…ちょっ…」
抱き締めた晶さんの手を引いて、キッチンの流しで水を思いきり出していた。
水を貯めたコップを晶さんに握らせて、目の前につむじを向ける。
「いいよ、遠慮いらないから」
「………」
「あ、コップじゃ足りない?そうだよね、仕返しって倍返しが相場だもんね、はは」
軽い笑みを向けて鍋に水を入れながら、俺は晶さんが先に手にしていたコップを無理やり自分の頭にひっくり返していた。
水の滴る顔を上げて尚も笑ってみせる俺を晶さんは冷めた表情で見つめる。
「水…掛けるだけじゃ治まらないって顔だね…」
「………」
今回の晶さんは驚くほどに頑固だ…
「晶さ…」
「夏希ちゃん…」
「………」
「とにかく今日は…」
「………」
「向こうの家に戻るか…」
「だめだよ」
「………」
「だめだって!…」
癇癪を起こしたように大声で怒鳴った。
そんな俺に晶さんは諦めたような溜め息を吐いて背を向けた。
黙ったまま玄関に向かおうとした晶さんの先を行ってドアにチェーンを掛けて前に立ち塞がる。
「いいよ…俺が晶さんにしたことやっていいから」
「──…っ…ちょっ…」
抱き締めた晶さんの手を引いて、キッチンの流しで水を思いきり出していた。
水を貯めたコップを晶さんに握らせて、目の前につむじを向ける。
「いいよ、遠慮いらないから」
「………」
「あ、コップじゃ足りない?そうだよね、仕返しって倍返しが相場だもんね、はは」
軽い笑みを向けて鍋に水を入れながら、俺は晶さんが先に手にしていたコップを無理やり自分の頭にひっくり返していた。
水の滴る顔を上げて尚も笑ってみせる俺を晶さんは冷めた表情で見つめる。
「水…掛けるだけじゃ治まらないって顔だね…」
「………」
今回の晶さんは驚くほどに頑固だ…
「晶さ…」
「夏希ちゃん…」
「………」
「とにかく今日は…」
「………」
「向こうの家に戻るか…」
「だめだよ」
「………」
「だめだって!…」
癇癪を起こしたように大声で怒鳴った。
そんな俺に晶さんは諦めたような溜め息を吐いて背を向けた。
黙ったまま玄関に向かおうとした晶さんの先を行ってドアにチェーンを掛けて前に立ち塞がる。

