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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第35章 予測不能のシナリオ

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「ちょ…わ、ぷ…っ…」
立て続けに色んな物が舞い上がる。
小麦粉、胡椒、マヨネーズ
棚の調味料だけでは間に合わず、晶さんは冷蔵庫の調味料にまで手を伸ばした。
連続の攻撃に怯み、玄関でヘタリ込んだ俺に向けられた、晶さんの握り締めるケチャップが最後に恥ずかしい音をぶりゅっ…と出しきる。
「……は…はは…」
もしかして終った?
正直、目も開けられない状態だ──
自分が今、どれだけ悲惨な姿をしているか容易に想像できる…
もうこれはコントだ。。。
大きな溜め息を吐いて肩が動く。
精神的にくたびれた俺と、無言で大暴れした晶さんの疲れた息遣いが聞こえてくる。
「なに…もう気が済んだ…?」
「……っ…この程度で済むわけないっ…」
怒りに満ちた答えが震えながら返ってくる。
そうか…
まだ気が済まないんだ…
「……いいよ…気が済むまでやんなよ…好きなだけ…」
「……っ…」
「……やればいいよ…」
もう身を庇うのも疲れた……
ベタつく瞼を拭って片目を開ければ小さな小瓶を握り締める晶さんが見える…
歪んだ表情は今にも泣き崩れそうで
そしてその顔はほんの少し、俺の心を満たしていた……。
俺がいつの日か願ったことがある──
一度でもいい
泣きじゃくりながらも必死になった晶さんを。ボロボロになった晶さんを──
見てみたかった俺の願い。
好きなだけ仕返しすればいい
好きなだけその感情をぶつければいい──
「晶さん…」
「……っ…」
「……晶さんっ…」
「…っ…ひっ…」
小瓶を思いきり振り上げた晶さんを下から見つめた──
「ちょ…わ、ぷ…っ…」
立て続けに色んな物が舞い上がる。
小麦粉、胡椒、マヨネーズ
棚の調味料だけでは間に合わず、晶さんは冷蔵庫の調味料にまで手を伸ばした。
連続の攻撃に怯み、玄関でヘタリ込んだ俺に向けられた、晶さんの握り締めるケチャップが最後に恥ずかしい音をぶりゅっ…と出しきる。
「……は…はは…」
もしかして終った?
正直、目も開けられない状態だ──
自分が今、どれだけ悲惨な姿をしているか容易に想像できる…
もうこれはコントだ。。。
大きな溜め息を吐いて肩が動く。
精神的にくたびれた俺と、無言で大暴れした晶さんの疲れた息遣いが聞こえてくる。
「なに…もう気が済んだ…?」
「……っ…この程度で済むわけないっ…」
怒りに満ちた答えが震えながら返ってくる。
そうか…
まだ気が済まないんだ…
「……いいよ…気が済むまでやんなよ…好きなだけ…」
「……っ…」
「……やればいいよ…」
もう身を庇うのも疲れた……
ベタつく瞼を拭って片目を開ければ小さな小瓶を握り締める晶さんが見える…
歪んだ表情は今にも泣き崩れそうで
そしてその顔はほんの少し、俺の心を満たしていた……。
俺がいつの日か願ったことがある──
一度でもいい
泣きじゃくりながらも必死になった晶さんを。ボロボロになった晶さんを──
見てみたかった俺の願い。
好きなだけ仕返しすればいい
好きなだけその感情をぶつければいい──
「晶さん…」
「……っ…」
「……晶さんっ…」
「…っ…ひっ…」
小瓶を思いきり振り上げた晶さんを下から見つめた──

