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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第36章 想い違い

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“行ってくる…”
まだ眠ってた晶さんに撮影で三日留守にすることを伝えてそう声を掛け、無言のままの背中を振り返りながら部屋を出た…
実際ほんとに眠っていたのか、もしかしたら眠ったフリをしていたのか……
怪しんだらキリがない。
そんな晶さんを残して今日はさっそくの地方ロケ。なんてタイミングの悪さだと思いながら恨みをぶつける相手が居ない……
“水曜日に帰るから、お土産楽しみにしてて(*^_^*)”
ご機嫌でも窺うように、当たり障りのないメールを晶さんに送ってみたけど返事はなしのつぶてだ…
思い悩む目の前では役者同士が次のシーンの打ち合わせをしている。
今回は俺も脇役、主役じゃない。
役者やロケスタッフを眺め、黙り込んだ俺に葛西さんは煙草を一吹かしして語り掛けてきた。
「藤沢くん…」
渋い声で“くん”付けだとなんだか哀愁漂う。
「仕事、あったら紹介してくれんかな…」
「………」
口にした内容もこれまた渋すぎる…
前を見たままの葛西さんの横顔を見つめて俺は崩れた姿勢を直した。
“行ってくる…”
まだ眠ってた晶さんに撮影で三日留守にすることを伝えてそう声を掛け、無言のままの背中を振り返りながら部屋を出た…
実際ほんとに眠っていたのか、もしかしたら眠ったフリをしていたのか……
怪しんだらキリがない。
そんな晶さんを残して今日はさっそくの地方ロケ。なんてタイミングの悪さだと思いながら恨みをぶつける相手が居ない……
“水曜日に帰るから、お土産楽しみにしてて(*^_^*)”
ご機嫌でも窺うように、当たり障りのないメールを晶さんに送ってみたけど返事はなしのつぶてだ…
思い悩む目の前では役者同士が次のシーンの打ち合わせをしている。
今回は俺も脇役、主役じゃない。
役者やロケスタッフを眺め、黙り込んだ俺に葛西さんは煙草を一吹かしして語り掛けてきた。
「藤沢くん…」
渋い声で“くん”付けだとなんだか哀愁漂う。
「仕事、あったら紹介してくれんかな…」
「………」
口にした内容もこれまた渋すぎる…
前を見たままの葛西さんの横顔を見つめて俺は崩れた姿勢を直した。

