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ラブプレイ〜Hな二人の純愛ライフ〜
第36章 想い違い

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「ポトフ、余分に作ったから持って帰るか?」
奥に入ってまたひょっこりと顔を出したマスターは、手にした鍋の蓋を開けて中身を見せる。
「今日はいい…」
「………」
あたしに断られて八の字に下がった眉が、ちょっと寂しそう。普段なら遠慮なく貰って帰るけど……
今日は荷物があるから。
肩を落として寂しそうに厨房に戻ったマスターが、仕込みに入った音が聞こえてくる。
今だカウンターに頭を伏せていたあたしの耳には業務用冷蔵庫を開け閉めする音が聞こえていた。
外はまだ寒い。
普段より客足が穏やかな今日は、何時ものマスターの気紛れで、店じまいも何だか早そうだ。
今日は帰ったらゆっくり眠りたい──
このモヤモヤしたすっきりしない気持ちも全部忘れて大の字で思いっきり休みたい。
「ポトフ、余分に作ったから持って帰るか?」
奥に入ってまたひょっこりと顔を出したマスターは、手にした鍋の蓋を開けて中身を見せる。
「今日はいい…」
「………」
あたしに断られて八の字に下がった眉が、ちょっと寂しそう。普段なら遠慮なく貰って帰るけど……
今日は荷物があるから。
肩を落として寂しそうに厨房に戻ったマスターが、仕込みに入った音が聞こえてくる。
今だカウンターに頭を伏せていたあたしの耳には業務用冷蔵庫を開け閉めする音が聞こえていた。
外はまだ寒い。
普段より客足が穏やかな今日は、何時ものマスターの気紛れで、店じまいも何だか早そうだ。
今日は帰ったらゆっくり眠りたい──
このモヤモヤしたすっきりしない気持ちも全部忘れて大の字で思いっきり休みたい。

