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Laziness と Hard working
第25章 対面
聞けば聞くほど
人じゃないと思う
吐き気がしてくる
許せない
杏ちゃんは大事な私の後輩で
お友達· · ·
もう
お友達なんて言えないな
スマホのバッテリーが無いな
チャンス
八雲に公衆電話から連絡する
“もしもし八雲さんですか?
海津です
スマホは父にバレると
マズイので公衆電話で
もういちど
杏ちゃんに会わせて貰えませんか?
渡したい物があるんです
もちろん八雲さんが点検してからで
私は間違えていました
父は頭が変です
今更
謝って許してもらおうなんて
少しも思っていません
杏ちゃんが会っても良いと
言ってくれるなら
時間は必ず取ります
できれば早く
少しでも早く
杏ちゃんが危ないんです
今はそれしか言えない”
八雲は腹だたしかった
今更なにを
謝っても済む話じゃない
杏ちゃんは
それでもみっちゃんが大好き
みっちゃんはみっちゃんだから
でも離せないんだよな
さすがに
許せないだ
寒河江だけは
杏ちゃんは知らない
寒河江が父親を殺したことを
雅貴にも言えない
これ以上ふたりを
苦しめられない
杏ちゃんは会うだろうか?
なんて言おう
私は困っていた
渡したい物?
一体なんだ?
海津美玲
お前は何を考えている!
冷静に!
冷静に!
ふぅー
ため息ひとつ
今城どうだ?昼飯
«チーフご馳走さま!
行きましょう»
海津美玲から連絡があった
杏ちゃんに会いたいそうだ
渡したい物があるらしい
どう思う?
«どうでしょうか?
藤井さんは会うでしょうか?
いえ
会いますね
本当に好きなんですよ
海津さんが
だから苦しんでいます
見ていられないですよ»
雅貴は頑張っているが
あれも辛いだろう
毎日、毎日
杏ちゃんのあんな姿を見ていたら
私達でもキツイのだから
海津さんに会わせたら
更に悪くなるか?
杏ちゃん
どうしたら救えるんだ
もう少しだけ待って
私も考えるから
さぁ雅貴と交代しようか
杏ちゃんは何を食べるだろうか?
あぁ杏仁豆腐が好きだったな

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