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Laziness と Hard working
第26章 みっちゃんの おもい

病院に着いた

迷わず杏ちゃんの病室へ向かう

誰かに止められた

あっ八雲さん

〖なんのつもりだ!
これ以上雅貴を苦しめるな!
どんな思いで杏ちゃんを⋯〗

“チーフ?
行かせてやってください
海津さんの決心が鈍る前に”

〖は?
私だって許せないんだ
身内だぞ
雅貴が死んでしまったら
考えるだけで怒りが込み上げる〗

病室から坪倉さんがでてきた
まるで生気が無い

虚ろな目
ゲッソリとこけた頬

私に気づいた?

「殺してやる!
杏を苦しめて」

いきなり首を締められかけた
あぁこれが殺意だ
杏ちゃんのパパも
殺したい程に
父が憎かったに違いない

ゲホッゲホッ!
【⋯坪倉⋯さん⋯
 私は】

腕を捕まれ
病室へ

「杏を帰してくれ
こちらに戻ってくるように
薬をやめても戻ってこないんだ

杏を助けてくれよ
まだ死なせたく無いんだ
杏を呼んで
助けてくれ」

悲痛な願いだった
目の前の杏ちゃんの姿

【杏ちゃん
ごめんなさい
お願いだから
戻ってきて
私が悪かったから
お願い】

杏の指先が僅かに動く

「あん!
わかるんだね?
そろそろ起きる時間だよ
目を開けて
ね?杏
僕を見て
ひとりにしないで」

涙が伝う
それを雅貴が拭き取る

手を握り
甲にKissをしている
大切な人を失う
こんなに辛いことなんだ

私は藤井さんに憧れていた
それだけなんだ
藤井さんは
どんな思いだったのだろう

ふたりを見て決めた
私が父を殺る
どんな手を使っても

【杏ちゃん
笑ってよ
またハグして
みっちゃんって呼んでよ
いつまでも寝てないで
起きて
早くハグしてよ】

瞼が動く
微かに目を開けた

『⋯ま⋯さ⋯ ⋯
 み⋯ち⋯ゃ⋯』

蚊の泣くような
小さな声で坪倉さんと
私を呼んだ

また目を閉じてしまった

「あん!
杏?目を開けて」

薄っすらと目を開けた

力なく手が動き
彼の頬を撫でている

見渡すと部屋に居る
皆が涙を流していた

私は病室をでて
ひとり声を殺し泣いた


女性刑事が立っていた
“あなた達親子がした事だよ”
冷たい視線

聞こえてきそうだった
・ひ・と・ご・ろ・し・


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