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Laziness と Hard working
第26章 みっちゃんの おもい
杏ちゃんの言葉は
自ら命は立てない
とそう言っているんだね
〖ひとつ聞いても良いかな
予感はずっと前からかな?〗
『子供の頃から良く夢を見るんです
デジャヴですね
予兆なのかな?
八雲さん
あの父は殺されたんでしょうか?
時々見るんです
父の隣に誰かがいて
父と口論していて
その人に
父は突き飛ばされて
そして· · ·
私は父を罵り
そのせいで父は
私のせいで⋯
夢の話しですよね
少し疲れました
もう休みます
八雲さん
おやすみなさい』
そう言って目を閉じた
雅貴を起こそうと近づくと
顔を上げる
杏ちゃんは
すぅすぅ寝息をたてはじめた
「直ぐに寝てしまうけど
直ぐに起きてしまうんだ
今城さんから聞いたんだ
目を開けて
僕が居ないと
ゆっくり寝てね
そう言うんだって」
雅貴は
立ち上り額にKissをして
「杏ゆっくり寝て
愛しているよ」
部屋から出るように
目線を送る
静かに病室を出て
雅貴は
「杏は目覚めて
僕が居ると
雅貴さん
部屋でゆっくり寝て
ベッドでゆっくり寝て
そう言うんだ
杏だって眠れないのに」
〖杏ちゃんは
どうしたいのかな?〗
「それは僕にもわらないよ
だって杏は
海津さんが大好きなんだ
男ならお嫁さんにしたいくらい
海津さんが大好き
いつもそう言って笑っていた
でも
麗子ちゃんを苦しめて
それは許されない酷い事
だから寒河江の事は
絶対に許せないんだ
杏は
とても苦しんでるよ
自分のせいで
周りの人を苦しめている
僕にも謝ってばかり
杏は何も悪くないのに」
〖なぁ雅貴
今日は家に来ないか
飯も心配ないし〗
「叔父さんの家に行くなら
僕は杏の言うように
部屋に帰るよ
杏がいない部屋は
広すぎて
食事なら自分で出来るよ
杏が言うんだ
雅貴さん
ネクタイが昨日と同じだって
スーツが皺になっているよ
仕事は?
そう言うんだ」
〖今日は部屋に帰りなさい
杏ちゃんの好きな物を
持ってきてあげたら
喜ぶんじゃないか?
安心させてやりなさい
杏ちゃんは
お前も大切に思うから言うんだぞ
解っているのか?〗
頷く
何か思いついたらしく
病室へ入った

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