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撮影会
第2章 撮影日当日
「おお!」
その歓声にハッとした。
前や横の視界に入る人ばかり気にしていたけれど、その声は真後ろから聞こえてきたのだ。
お尻に乗るはずの布の重みも感じない。
さっき横になったときにマントが片寄ったままなんだ…。
そう、私は今、お尻と大事なところをまたもTバックだけで隠している状態だった。
「さっきより食い込んでる…」
「こっからならおっぱいも遠いけど見えるぞ…」
や、やだ…見られてる!
慌てて片手で大事なところを隠す。けど、声はまた違うところから上がった。
「おお!」
「やっぱりピンク…」
「小さくて綺麗な乳首だ…」
間違えた…そう、とっさに下を隠すため、上を隠していた腕を使ってしまったのだ。
上の鎧は取れたまま。横にいるカメラマンはポロリしている胸を撮り放題だ。
ど、どうしよう!どうしよう!
「また仰向け、お願いします!」
助け船だ!そう思って直ぐに仰向けになると、胸が隠れるように上の衣装を整えた。
けれど、リクエストは続く。
「もうちょっとだけ上の衣装、はだけさせられますか?」
「え、はだけ?」
「もっと首の方へ上げてもらって…もちろん、隠してもらっていいんで!」
「ちょっとだけ、足立てられますか?」
「少しでいいんで、足開いてください!」
次々と飛んでくるリクエストを吟味できるほど、私の羞恥心でいっぱいな脳は働いていなかった。
その歓声にハッとした。
前や横の視界に入る人ばかり気にしていたけれど、その声は真後ろから聞こえてきたのだ。
お尻に乗るはずの布の重みも感じない。
さっき横になったときにマントが片寄ったままなんだ…。
そう、私は今、お尻と大事なところをまたもTバックだけで隠している状態だった。
「さっきより食い込んでる…」
「こっからならおっぱいも遠いけど見えるぞ…」
や、やだ…見られてる!
慌てて片手で大事なところを隠す。けど、声はまた違うところから上がった。
「おお!」
「やっぱりピンク…」
「小さくて綺麗な乳首だ…」
間違えた…そう、とっさに下を隠すため、上を隠していた腕を使ってしまったのだ。
上の鎧は取れたまま。横にいるカメラマンはポロリしている胸を撮り放題だ。
ど、どうしよう!どうしよう!
「また仰向け、お願いします!」
助け船だ!そう思って直ぐに仰向けになると、胸が隠れるように上の衣装を整えた。
けれど、リクエストは続く。
「もうちょっとだけ上の衣装、はだけさせられますか?」
「え、はだけ?」
「もっと首の方へ上げてもらって…もちろん、隠してもらっていいんで!」
「ちょっとだけ、足立てられますか?」
「少しでいいんで、足開いてください!」
次々と飛んでくるリクエストを吟味できるほど、私の羞恥心でいっぱいな脳は働いていなかった。