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オカシ屋サン
第7章 苺大福②
僕も彼女も服を着たまま。しっかり開けて(ハダケテ)ほぼ脱げかけの幸野さんの浴衣がゆらゆらと水面を漂う。
「部屋には予備の浴衣があるから心配しなくていいですよ。僕のもこれだと使い物にならないので、帰る時に彼氏さんの物を頂戴することにします」
「──…!!……ぁッ」
ずぶ濡れになり唖然としていた口から、何かを思い出して悲鳴があがる。
咄嗟に顔を横に向け、彼女が部屋を見た。
「……!!」
「どうやら貴女の彼氏はテレビに夢中なようですね。貴女がこうして犯されているというのに呑気に笑っている」
板の間の奥──窓の向こうで、知らない男に胸を弄ばれる女の存在に気付きもせず、愚かな男はテレビを見ていた。
流石に彼女が叫べば気が付くと思うが……
と、失礼、もう助けを呼ぶ必要は無いですね。
「……ッ」
彼氏にバレず、心底、ホッとした貴方の横顔
その顔を見れば一目瞭然ですよ。
「……では続きをしましょう。貴女から僕に胸を差し出してください」
「……//」
「僕はここから動きませんから」
「そ んな……」
湯気のあがる空中に舌を突き出し、厭らしく舌先をくねらせて誘惑すると
ふるふると身を震わす幸野さんが熱を帯びた目でそれを見下ろす。
「…ぃ…ゃ…//」
「……」
「しません…!!…そんなコト…──ぅ‥//」
思いきり発情しているくせに躊躇う彼女の背中を、下から上に撫であげる。
少しトロみがついた白湯をまとわせて、肌をヌルヌルと刺激した。
「‥ぅ‥//…‥ハァ……ハァ……ハァ」
すると僕の膝の上で身体をくねらせて息を荒げた。真っ赤な顔で僕の舌を見ては……自らを諌めるように目を閉じるを繰り返す。