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オカシ屋サン
第2章 ホワイトチョコドーム①
「食べてください」
「……」
「……これが貴女ですよ」
「は……い」
僕は腰を屈め、彼女に耳打つ。
佳代子さんは何かに取り憑かれたかのようにフォークを手にすると、赤いベリーアイスを掬い(スクイ)取った。
ホワイトチョコレートをまとったアイスを口許に運び…
恐る恐るといった具合に、舌の上にのせる。
「──…」
「どうですか?」
「お…いしい………です」
「…そぉ」
「とっ‥ても、おい‥…し‥‥」
次の瞬間に彼女は力を失い、フォークをテーブルの上に落とした。
椅子から傾いた彼女の身体は僕が受け止める。
佳代子さんはわけがわからないと言いたそうな顔で、力の入らない身体を僕の腕に預けていた。
「お口に合ったようで光栄です」
「…ッ‥‥へ…‥‥?」
「では今から、貴女を」
....
「犯します」