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第4章 ﾊﾞｽｸ風ﾁｰｽﾞｹｲｸ①

ずっと声に出さなかっただけだ。

声に出しちまったら、あまりにみっともない。

あの女に捨てられた自分がますます惨めになるから黙ってただけだ。


本当はずっと……腹の奥で叫んでただろ？


「犯したい」

「……」

「…っ…あの女を犯したい！犯したい！
　今度こそｯｯ……犯してやる！！」

「ｸﾌ……よろしい、それでは……」





「お金の話に、移りましょうか」







──…