パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 ﾊﾞｽｸ風ﾁｰｽﾞｹｲｸ②

自宅で手作りする際は、我慢できずに食べてしまう人間がほとんどですが…

その誘惑を乗り切り数日間…十分に寝かせる事でやっと、このケーキは本来の姿になるのです。


よりなめらかな舌触り

甘酸っぱく芳醇(ﾎｳｼﾞｭﾝ)なチーズの薫り

焦げ目の苦味がそれらと上手くなじむ事で、大人を虜にする複雑で深みのあるお菓子に変わります。


「純粋なだけが取り柄の青二才は……
この複雑な魅力に気付けなかったようですがね」


忍耐を知らないお子様に

この至福は味わえないということです──。













───……