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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第15章 この愛を貫くには‥‥
「・・・・・
これで全てかな?」
かなり物が少なくなった居住空間を見て少々の溜め息‥
僕の物や舞が持ち込んだ物は全て処分し、残ったのは元々あった父の物だけ。
立つ鳥後を残さずとは言うが、僕は本当に必要な手続きや物を揃えながら、同時にこの家の荷物整理もしていた‥‥‥元の持ち主に返す為に。
「‥‥‥後は‥‥‥」
スマホを取り出し、掛ける相手は父‥
それが僕に出来る最後の事‥
その後はもう‥‥僕は二度と『涼風』に関われ無いだろう。
「久しぶり‥‥父さん‥‥
話が‥‥あるんだ‥‥」
電話に出た父に向かい、僕は話を切り出していく、難しい話じゃ無い本当に単純な話‥
ただ、せっかく北海道で悠々自適にやっている父に‥‥これだけは心苦しいが。
『‥‥‥そうか分かった‥‥‥』
「ごめん父さん‥‥
だけど僕のしたいようにさせて下さい、それと我が儘を押し付ける形になってしまって‥‥姉さんにも‥‥ごめんと‥‥」
『‥‥‥ああ‥‥‥』
電話を切り大きな深呼吸‥
これでもう後戻りは出来ない、だけどそれで良い、僕は僕の一番大切なものを取り返す、今度こそ一生を賭けて・・・