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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第6章 お試しデート
・・・あの日の後・・・
『涼風』を辞める事は無かった‥
今のメニュー展開に私は必要、そう遥叔父さんは言った‥‥私の顔を見ずに。
店では極力普通にしているけれど、居住部分‥‥家の中では最低限の言葉しか無い。
おはよう
いただきます
ごちそうさま
おやすみなさい
かわす言葉はこんな程度で、私も遥叔父さんも、あの日の事に触れる事をしない‥
触れても同じだって分かってる、だから私も口に出来なくて、ただ日ばかりが経って行くだけ。
破れた私の思いと共に・・・
「いらっしゃいませー」
「舞ちゃん何時もの」
「こんにちは舞ちゃん、俺も同じー」
「はーい、宮村さん高嶋さん‥
店長ブレンド2つお願いします」
「・・・・・」
前は注文に相打ちくらいあったのに今はそれすら無く、私は遥叔父さんの珈琲に間に合わせる為に厨房‥
サンドイッチと大盛りサンドイッチ、今日の中身はポテトサラダ、それを淡々と作っていく。
「サンドイッチ上がります」
「・・こっちも良いよ・・」
何時もの言葉、そしてカウンターに置かれる珈琲、それを持ってお客さんの元へ運ぶ‥
遥叔父さんとの会話が少なくなり、ミスる事が少なくなった私、それが良い事なのか私には分からない。