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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第6章 お試しデート
「お待たせしました‥
ブレンドとサンドイッチです」
「なあ舞ちゃん‥‥」
「はい?」
テーブルに珈琲とサンドイッチを置きながら、声を掛けられた宮村さんの方に私は振り向いた。
「・・・
なんかあったのか?
最近マスターも舞ちゃんも、どことなく固い感じがする」
・・ドキッ・・
そんなの分かってるよ‥‥
こうして『涼風』に居ても、遥叔父さんの口数が少なくなったって‥‥‥私にもお客さんにも‥‥‥
「あ‥‥あれです‥‥
あまり馴れ馴れだと私がミスるから、店長も気を使っていると思います」
「確かにミスらなくなったよなぁー舞ちゃん」
「・・・まあ・・・」
苦しい言い訳だよね、遥叔父さんは変わらず無言だし‥
これは私が蒔いた種だから、私がミスるからでずっと通してはいるの。
そして‥‥フォローの言葉1つ無い遥叔父さん‥
カウンターの中で珈琲の確認をしているのが最近の癖で、大概は後ろを向いてしまっている、それもこの昼時が一番後ろを向いている事が多い。
「ねえねえ舞ちゃん、考えてくれた?」
「あ‥‥‥
それは‥‥‥」
「春留はそればかりだ」
宮村さんと高嶋さんに、私と遥叔父さんが叔父と姪とバレてから、高嶋さんの私に対するアタックが凄い‥
私は困っているのに、全然お構い無しなんだもの。