この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第7章 悩む遥
・・心に積もる闇・・
僕はこんな心だっただろうか?
確かに闇を隠して生きては‥‥来た‥‥
心と身体に蓋をして、ただ穏やかな心で『涼風』に立ち、少しの話をしながら仕事をこなす。
それが変わってしまったのは‥‥舞のあの言葉‥‥
あの日から、僕は昼の営業を嫌う‥
お客に背を向け、舞達の会話を聞かないふりをし‥‥本当は一言一句聞き逃していないというのに、僕は知らん顔。
今日もまた宮村さんと高嶋さんの舞への猛アタック、これを聞いているのが一番辛い‥
どうしてこんなに辛いと思うのか?
(ターゲットが・・・舞だから・・・)
幾ら心に蓋をしたと言っても、薄々は気付いている、僕が舞に対して特別な感情があるくらい‥
でなければ、風呂場での事が説明の付きようが無いと思う。
だからこそ後ろを向いて耳を塞いだ"ふり"をする、見ていたら僕は何を言ってしまうか分からない怖さ‥‥僕は勇気が無いのだろう、あれからずっと舞から逃げているのだから。