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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第7章 悩む遥
『んじゃ20時に現地集合で良いんじゃね?』
『その時間だったら、俺も仕事は終わってるか‥
現地集合で良いぞ?』
『私も大丈夫です』
「・・・・・っっ!!」
ずっと断り続けていた舞が‥‥受けた‥‥
お試し‥‥
近場‥‥
短時間‥‥
舞を誘惑する数々の言葉に、とうとう舞の方が折れ明日の夜3人で会う約束をしている。
「・・・・・」
なんでこんなに苛々する?
舞を突き放したのは僕だというのに‥‥
叔父だと、舞の言葉を切ったのは僕の方、叔父と姪の間柄で、舞の期待には答えられないと言ったくせに、僕が苛つく権利なんて無い筈なのに、蓋をした心からドンドン闇が溢れて来るよう。
(・・・冷静に・・・)
此処は『涼風』内で仕事中なんだ、余計な嫉妬は捨てなければ‥‥
・・・嫉妬??
嫉妬しているのか僕は、あの2人に??
(・・・まさか・・・)
何故嫉妬しなければならない?
ただ少し舞が外出する程度で??
理解出来ない自分の心‥‥
何故、何故と問い掛けても、はっきりした答えが出ないまま、何日こうしているのか・・
昼営業が終われば何時もの一時‥‥とはいかない‥
僕は変わらずカウンターの中で、舞はカウンターの一番隅の席で、本を広げペンを持ち何かに夢中。
敢えて触れない、触れられる訳が無い‥
突き放してしまった僕では・・