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彼の魅力は激しく熱いー叔父と姪が堕ちた禁断の愛
第9章 一線ー禁忌を超えて



遥叔父さんの手を取って、高嶋さんから逃れ『涼風』までの道を歩いているけれど、遥叔父さんは一言も話さない‥
それどころか怒ってるような雰囲気。


‥‥そうだよね、簡単に誘いに乗って、高嶋さんにキスされているところを見られ、遥叔父さんの言葉じゃないけど預かっている責任‥‥そう責任なんだ、叔父としての。



「・・・・・・・」


あんな姿を見られるなんて‥‥
ただでさえ引かれた壁が厚いのに、更に幻滅したでしょう?
自分の姪っ子は、軽く男に付いて行く女だったんだって。



(・・やっぱり『涼風』から出よう・・)


これ以上は無理、私の方が耐えられない‥
遥叔父さんにだけは嫌われたく無いのに、私はドンドン悪い方に行ってしまい、もう言い訳する言葉すら聞いて貰えなそう。


それだったら『涼風』から出て、前の通りの叔父と姪の関係の方が良い‥
たまに顔見て、優しく笑いかけてくれていた頃の遥叔父さんで良い、もうそれしか望めないよ私・・



『涼風』の店の方では無く、裏の住居部分の玄関、遥叔父さんが鍵を開けてくれて私を先に入れてくれた。



「・・・・・舞・・・・・」


パタンと扉が閉まる音、私は遥叔父さんに何を言ったら良いのかな?



「・・ごめんなさい迷惑掛けて・・」


出て来たのは在り来たりな言葉、そんな言葉しか出て来なかったの。


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