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やめられない牛丼屋
第1章 第1章
「カンボジアから来ました。牛丼で働きたい。」
これがロナが最初にバイトの面接で発した言葉。カウンター席に一人しか客がいない店内。空いたボックス席の机に置いた履歴書を僕は見つめていた。女子大生が面接に来るとのことで進んで面接官を申し出た僕は、面倒な子が来たなと思った。今まで外国人のバイトの子を雇ったことはあるが、皆ロナよりは日本語がうまかった。
(カンボジアねえ。。)
と悩んでいるとロナは突然僕の手を握り、
「わ、わたし何でもします。」
と意気込んだ。僕はその澄んだ瞳にドキッとしてしまい採用を決めた。喜ぶロナを見ながら僕は次にすることを考えていた。
採用が決まったら次にするのはバイトの制服の用意だ。うちのお店は全国どこにでもある牛丼チェーン。オレンジのポロシャツに紺色のスカートに紺色のエプロンをつけることになっている。
これがロナが最初にバイトの面接で発した言葉。カウンター席に一人しか客がいない店内。空いたボックス席の机に置いた履歴書を僕は見つめていた。女子大生が面接に来るとのことで進んで面接官を申し出た僕は、面倒な子が来たなと思った。今まで外国人のバイトの子を雇ったことはあるが、皆ロナよりは日本語がうまかった。
(カンボジアねえ。。)
と悩んでいるとロナは突然僕の手を握り、
「わ、わたし何でもします。」
と意気込んだ。僕はその澄んだ瞳にドキッとしてしまい採用を決めた。喜ぶロナを見ながら僕は次にすることを考えていた。
採用が決まったら次にするのはバイトの制服の用意だ。うちのお店は全国どこにでもある牛丼チェーン。オレンジのポロシャツに紺色のスカートに紺色のエプロンをつけることになっている。