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第5章 信の恋愛事情

「お前は？」

「え？」

「・・・時田は、好きな奴いねぇの？」

後藤君がじっと私を見る


「え～～っと・・・私は・・・その・・・」

（後藤君が好き）

そう言えたら・・・
どんなにいいだろう・・・
だけど・・・言ったって仕方ない
振られるのも怖い・・・
でも・・・


「実は・・・その・・・」
「・・・いるよ」

「え？」

「・・・すきなひと・・・」

後藤君の顔がビックリしてる
そんなに私って恋愛とは無関係に思われてるのかな？
私だって恋位するよ
後藤君だと告げないけれど・・・
すきな人が居るのは事実だもん


（辛い恋をしてるのは後藤君だけじゃないんだよ）

そう言ってしまいそうになった