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第7章 このはのモテキ

「彼氏が年上だから気にしてんの？」

「な、なにがですか？」

「見かけによらず子供っぽい所」

「そ、そんな事・・・お、思ってないですし」

図星だって肯定するようにムキになってしまう


「付き合って長いの？」

「言う必要はありません」

「付き合って短いの？」

「言う必要はありません」

「付き合ってて楽しいの？」

「言う必要はありません」

「そっか。楽しくないんだ」

「そ、そんなわけ・・・」

しまった・・・
つい・・・


「ムキになって・・・かわいいね」

「・・・ジュース。ごちそうさまでした」

私はその場を離れようと踵を返した


「谷川さん！！」

私の背中に柳さんが話しかける

「女子には気をつけてね」

柳さんの言葉に頷きもせず私は早足で教室に急いだ