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あなたがすきでたまらない
第7章 このはのモテキ
「このは!!どこ行ってたの?」

伊織ちゃんが駆け寄ってくる

「ご、ごめんね。忘れ物を取りに行ってて・・・」

私はハァハァと息を切らす
ホームルームも終わっていた様で先生の姿はなかった

クスクスと笑い声が聞こえた方を見ると女子のグループがこっちを見ていた

嫌な予感がして胸がざわつく


「そっか。忘れ物はあった?」

「あっ・・・はい・・・」

「良かったね」

「・・・はい」

伊織ちゃんの顔が見れない
女子の視線が気になって・・・

「どうしたの?」

「な、なんでもありません」

伊織ちゃんに心配かけない様に取り繕った

「そう?じゃあ帰ろうよ!!」

「あっ。そうですね」

啓介さんにメール・・・
私の手が躊躇した

また迎えに来てもらったら・・・
今度はどんな事をされるんだろう・・・
伊織ちゃんにまで迷惑がかかるかも知れない

私は昨日とは違うメールを啓介さんに送信した

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