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あなたがすきでたまらない
第7章 このはのモテキ
コンコン

「どうぞ~」

中から元気なユキさんの声が聞こえる

「このはちゃん!!いらっしゃい!!」

「ユキさん!!おめでとうございます!!」

「ありがと~」

ユキさんの隣には小さな産まれたての赤ちゃんが眠ってる

「か、かわいい~~!!」

思わずうっとりしてしまう

小さくて小さくて・・・
よく顔を見ようと近づくとミルクのいい匂いがして・・・
小さな手はグーをしてる
爪もちっちゃい
まつげが長い
何もかもが可愛くて・・・


「さっきまで穂高さんと、パパとママも居たんだけどね。一度帰ってまた来るって」

「親父は道場で俺の代わり。ユキんとこ行っていいって」

「そうなんだ」

「啓介さん・・・私・・・感動です・・・」

思わず泣きそうになってしまった

啓介さんとユキさんが私を見てクスクスと笑った


「抱っこさせてあげたいんだけどね~。今寝たばかりなんだ」

「見てるだけで十分です」

私は起こさない様に天使の様な寝顔を見つめた

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