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あなたがすきでたまらない
第8章 信と時田ちゃん
「な?物騒な会話してただろ?」

「そうだね。私は谷川って名前聞こえなかったから、そこまで気にならなかったんだけど・・・」
「言われてみれば・・・」

「確か俺と先輩の母校に転入した筈だ」

「制服だと確信できたんだけどね。私服じゃね・・・」
「席、近くに座れないかな?」

「混んでるから・・・ダメもとで聞く位じゃね?」

コクリと時田が頷いた


「お次の方~」

店員の誘導に続いて店内へと入った

(うわっ。女子ばっかじゃん)
こんな空間とは無縁の俺は異世界に入り込んだ気分だった

店員の案内に席に着くもやっぱり女子高生の席とは離れていた

「あのっ。出来れば・・・あの入口の近くの席に座りたいんですけど・・・」

「混んでますので・・・」

「はい。それはわかるんですけど・・・空いたら移動できないかな?って」

「申し訳ございません」

「でも・・・」

「時田。この席でいいじゃん」

俺達が変な行動をしたら却って目立ってしまう

「メニューが決まったらお伺いいたします」

忙しそうに店員は去っていった

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