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あなたがすきでたまらない
第10章 季節外れの学園祭
「言ったもん勝ちじゃ不公平でしょ?ね?先生」

伊織ちゃんは更に声を荒げた

「伊織。いいじゃん。やろうぜ」

「で・・・でも・・・」

「去年も二人でやったじゃん。誰かさんの有り難い推薦で」

高橋君は田淵さんに視線を送った
田淵さんは俯いたままで・・・

「このままじゃ決まらなさそうだし・・・な?」

「・・・でも・・・」

伊織ちゃん・・・


「あ・・・あの!!わ・・・私もやります・・・」
「が、学園祭の・・・委員会。いお・・・紺野さんと、高橋君がするなら・・・」

勇気を出して手をあげた
し・・・心臓がバクバク言ってる
皆がこっちを見てる・・・
が、頑張れ私!!

「・・・このは」

「なら決まり!!谷川さんありがとうな!!」

「は・・・はい」

緊張しすぎて・・・高橋君の言葉に頷く事で精一杯だった


「じゃあ、お願いしようかしら?谷川さんは転校生だから、二人共よろしくね」

先生の言葉で決定になった

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