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あなたがすきでたまらない
第10章 季節外れの学園祭
「このは、送って行かなくて大丈夫?」

「はい。買い物がありますし・・・」

「そう?じゃあ気をつけてね」

昨日のファーストフードのお店近くで二人に別れを告げた

いつものスーパーへ・・・
すると

「このはちゃん!!」

聞き慣れた声に思わず振り向いた

「お母様」

「今、帰りなの~?」

「は、はい!!」

「このはちゃんに会えるかな~?って思ってたんだけど、本当に会えて良かったわ」

相変わらず素敵な笑顔でニコニコと微笑んでくれるのが嬉しくて・・・

「私に・・・ですか?」

「そう!!久しぶりにご飯でも食べに来ないかな?なんて思っちゃって・・・スーパーで張り込んじゃった!!」

「連絡頂ければ・・・」

「このはちゃん学校でしょ?それにユキがもうすぐ帰って来るし・・・このはちゃんとゆっくり話がしたかったのよ」

「私と?」

「そうそう!!啓介には連絡してあるから家へいらっしゃいよ!!ね!!」

お母様の言葉に甘えて啓介さんの実家にお邪魔する事にした

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