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あなたがすきでたまらない
第10章 季節外れの学園祭
「やっぱり、こっちがいいかしらね?それともこっちかしら?」

お母様は燥いで私に訊いてきた

「あ・・あの・・・」

「ユキには連絡してあるから。そしたらどれでも着ていいって!!それとも私のにする?私のじゃおばさん臭いかしら~?」

「あ、あの・・・お母様?」

「迷うわね~。ね?このはちゃんはどれがいいの?」

きゃあきゃあとお母様は浴衣を拡げて楽しそうだった

「あの・・・私は裏方に・・・」

「ダメだって言ったでしょう?遠慮しないで。せっかく浴衣があるんだもの。着ないとダメよ~。それとも着ちゃいけないの?」

「そ、そんな事は・・・」

「このはちゃん・・・何かあったの?」

「い・・・いえ」

「このはちゃん・・・私で良ければ何でも話してね?もう私の娘なのよ?」

「お母様・・・」

さっき私は伊織ちゃんに両親は居ないって話したばかりだった
でも・・・
私にはこんなに私の事を気にかけてくれる素敵な人が居るんだって事
私は一人じゃないって事
伊織ちゃんに言えば良かった
浴衣を強請れるママが居なくても・・・
おこずかいをくれるパパが居なくても・・・

私には啓介さんが居る
私には啓介さんの家族が居る

それが堪らなく嬉しかった

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