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あなたがすきでたまらない
第10章 季節外れの学園祭
「このはちゃんは可愛いし・・・転校生だし・・・色々あって当たり前なのよ」
「でもね?このはちゃんには私達って家族が居るんだから・・・私には話せなくてもユキに話してくれてもいいのよ?」

「はい・・・」

お母様の優しさが心に響く

「浴衣もね?無理にとは言わない。着れない事情やこのはちゃんの気持ちもあるだろうし・・・でも、必要になるかも知れない。だから選ぶだけでも選んでみたら?」

すると・・・
コンコンと部屋のドアをノックする音がして振り返った

「啓介?ビックリしたじゃないの」

「悪い。休憩貰ったかから様子を見に来たんだけど・・・何事?」

「このはちゃんの学園祭に着る浴衣を選んでたのよ。啓介ったら知ってたなら教えなさいよ。信から聞いて居ても立っても居られなくて・・・」

「そういう事か。急にこのはを迎えに行くなんて言うから・・・」

「ね?啓介はどれがいいと思う?」

お母様が急に現れた啓介さんに訊ねた

「ちょうど良かった。俺もお袋に頼みたいと思ってたんだよ。ユキは忙しいだろうから」

「何を?」

「だから、浴衣だろ?このはの浴衣を一緒に見て欲しいんだよ」

「そのつもりで今、選んでるのよ?」

お母様も私も啓介さんの言葉の意味がわからなかった

「それはユキとお袋のだろ?このはの浴衣だよ。ちゃんとしたこのはの浴衣を買いに行って欲しいんだ」

「なるほど!!そうね!!そうしましょ!!それがいいわ!!」

「啓介さん・・・そんな・・・」

「これから必要だろ?夏はお祭りもあるし・・・このはの浴衣を選ぶといいよ」

「きゃ~!!楽しみね!!ね?このはちゃん」

啓介さん・・・
私、裏方に回るんつもりなんです
とは、とてもじゃないけど言えなくなってしまった

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