この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたがすきでたまらない
第10章 季節外れの学園祭

「このはちゃんは可愛いし・・・転校生だし・・・色々あって当たり前なのよ」
「でもね?このはちゃんには私達って家族が居るんだから・・・私には話せなくてもユキに話してくれてもいいのよ?」
「はい・・・」
お母様の優しさが心に響く
「浴衣もね?無理にとは言わない。着れない事情やこのはちゃんの気持ちもあるだろうし・・・でも、必要になるかも知れない。だから選ぶだけでも選んでみたら?」
すると・・・
コンコンと部屋のドアをノックする音がして振り返った
「啓介?ビックリしたじゃないの」
「悪い。休憩貰ったかから様子を見に来たんだけど・・・何事?」
「このはちゃんの学園祭に着る浴衣を選んでたのよ。啓介ったら知ってたなら教えなさいよ。信から聞いて居ても立っても居られなくて・・・」
「そういう事か。急にこのはを迎えに行くなんて言うから・・・」
「ね?啓介はどれがいいと思う?」
お母様が急に現れた啓介さんに訊ねた
「ちょうど良かった。俺もお袋に頼みたいと思ってたんだよ。ユキは忙しいだろうから」
「何を?」
「だから、浴衣だろ?このはの浴衣を一緒に見て欲しいんだよ」
「そのつもりで今、選んでるのよ?」
お母様も私も啓介さんの言葉の意味がわからなかった
「それはユキとお袋のだろ?このはの浴衣だよ。ちゃんとしたこのはの浴衣を買いに行って欲しいんだ」
「なるほど!!そうね!!そうしましょ!!それがいいわ!!」
「啓介さん・・・そんな・・・」
「これから必要だろ?夏はお祭りもあるし・・・このはの浴衣を選ぶといいよ」
「きゃ~!!楽しみね!!ね?このはちゃん」
啓介さん・・・
私、裏方に回るんつもりなんです
とは、とてもじゃないけど言えなくなってしまった
「でもね?このはちゃんには私達って家族が居るんだから・・・私には話せなくてもユキに話してくれてもいいのよ?」
「はい・・・」
お母様の優しさが心に響く
「浴衣もね?無理にとは言わない。着れない事情やこのはちゃんの気持ちもあるだろうし・・・でも、必要になるかも知れない。だから選ぶだけでも選んでみたら?」
すると・・・
コンコンと部屋のドアをノックする音がして振り返った
「啓介?ビックリしたじゃないの」
「悪い。休憩貰ったかから様子を見に来たんだけど・・・何事?」
「このはちゃんの学園祭に着る浴衣を選んでたのよ。啓介ったら知ってたなら教えなさいよ。信から聞いて居ても立っても居られなくて・・・」
「そういう事か。急にこのはを迎えに行くなんて言うから・・・」
「ね?啓介はどれがいいと思う?」
お母様が急に現れた啓介さんに訊ねた
「ちょうど良かった。俺もお袋に頼みたいと思ってたんだよ。ユキは忙しいだろうから」
「何を?」
「だから、浴衣だろ?このはの浴衣を一緒に見て欲しいんだよ」
「そのつもりで今、選んでるのよ?」
お母様も私も啓介さんの言葉の意味がわからなかった
「それはユキとお袋のだろ?このはの浴衣だよ。ちゃんとしたこのはの浴衣を買いに行って欲しいんだ」
「なるほど!!そうね!!そうしましょ!!それがいいわ!!」
「啓介さん・・・そんな・・・」
「これから必要だろ?夏はお祭りもあるし・・・このはの浴衣を選ぶといいよ」
「きゃ~!!楽しみね!!ね?このはちゃん」
啓介さん・・・
私、裏方に回るんつもりなんです
とは、とてもじゃないけど言えなくなってしまった

