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あなたがすきでたまらない
第17章 隣の芝生は青く見える
良かった・・・
(嘘つき)だとか言われたらどうしようかと思っちゃった

「平日でも、すごく人が多かったんですよ」

「そっか~。そうだよね」

「そ、それでですね・・・これ・・・」

私はこっそり持って来ていた可愛らしい袋を伊織ちゃんに渡した

「なになに~?」

「お土産です。気に入って頂けると・・・」

「きゃあ!!可愛い!!ありがとう!!大事に使うね!!」

「良かったです!!お揃いなんですよ!!」

と、言って私も伊織ちゃんに自分の物を見せた

伊織ちゃんにあげたお土産はミニオンのシャーペン
いつも使って貰えて・・・邪魔にならない物で・・・お揃いで・・・
色々、考えてこれにした

「このははボブだね!!私はケビン!!かわいい~」

キャラクターの名前をすらすらと・・・さすが伊織ちゃんです!!

「で、で?それで?その後は?二日も休んだ訳だしさぁ・・・」

あっ・・・また話が戻っちゃいそうな予感・・・
伊織ちゃんの目が好奇心でいっぱい
どうしよう・・・困りました

キーンコーンカーンコーン

「チッ・・・良い所で・・・」

チャイムに救われた
ホッとするけど、伊織ちゃんの口から聞き慣れない言葉が聞こえたのは聞かなかった事にしよう

「このは!!急ごう!!」

「はい!!」

いつもは教室でお昼を食べるんだけど今日は伊織ちゃんに連れられ中庭の隅で休憩してた私達
じゃないと、こんなに堂々とサボタージュの会話なんて出来ないもんね
おにぎりを食べた後できつかったけど、伊織ちゃんと教室までダッシュした

「お前ら、どこ行ってたの?」

「秘密~」

高橋君の言葉に伊織ちゃんが息を切らしながらも笑顔で答えた

「ふ~ん。まぁいいや。間に合って良かったな」

高橋君が伊織ちゃんに向ける言葉はやっぱり優しいと感じてしまう

そうだ!!
高橋君と多田君にもお土産があったんだ
お礼も兼ねて買って来たんだ

今日の放課後・・・皆を誘っても大丈夫かな?

二日間、空いた授業の遅れを取り戻さないとなのに私の頭の中はそんな事ばかり考えてしまってた

「じゃあ、次の問題。谷川さん答えて」

当然、上の空だった私を先生が見逃す筈もなく・・・
突然、ご指名を受けた戸惑う私にこっそり答えを教えてくれたのは伊織ちゃんだった

どこまでも優しく頼りになる伊織ちゃんに抱きつきたくなってしまった


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