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あなたがすきでたまらない
第17章 隣の芝生は青く見える
結局、谷川先輩に焦ってラインしてみたものの返って来た返信は・・・

「信、やるな」

だった。意味ね~・・・
所詮、他人事か?
なんだ?
谷川先輩は可愛い後輩が大変な事になってるのも平気な冷たい奴でしたっけ?
と、思ってしまうけど・・・
返信が遅かったからきっと私の連絡を聞いて後藤君にラインしたのかな?
それで、この返事なのかな?
とも思った

何か、必死感丸出しでラインしてしまった自分が情けなくなってきた

自分の仕事を心ここにあらず感丸出しで終わらせる
でも、周りの皆には知られない様に冷静を装った
すぐにでも様子を見に行きたいのに・・・
課長室から帰って来た私を見る皆の視線が居心地悪くて・・・
お昼休みになってからしか私は私のしたい事を出来なかった
勿論、私のしたい事は後藤君の所へ行く。
と、言う事なんだけど・・・




謹慎代わりに後藤君が居る資料室のドアをノックした

「・・・どうぞ~?」

いつもの返事に内心私はホッとする

「はい」

私は後藤君にお昼にと買ってきたサンドウィッチを渡した

「・・・サンキュ」

私を見て、少し驚いてるけどすぐにお礼を言ってサンドウィッチを食べる

「・・・たまにはいいね。資料室の整理も」

「・・・まぁな」

嫌味か?とか言われるかと思ったんだけど・・・

「コーヒーもあるよ」

「・・・サンキュ」

暫く、二人の間に沈黙が流れる


「びっくりした」

「・・・ん?」

「今朝、来たら居なかったから・・・」

「ん。」

「・・・課長から聞いたよ」

「・・・ん」

私を見ずに、私も後藤君を見ないで会話した

「びっくりした」

「・・・ん?」

「その・・・色々と・・・」

後藤君が小島君を殴ったとか・・・
小島君が私を好きだったとか・・・

「知らなかったんだ」

「何が?」

「後藤君が・・・小島君を殴った事」

「俺も、知らなかった小島が楓を好きだった事」

「それは・・・私も知らなかった」

小島君がチャラいのは理由があったって事は・・・

「楓が・・・からかわれたって知って・・・それも小島が楓が好きなんだって知って・・・
腹が立った。俺の楓に・・・何すんだって・・・」

ちょ・・・
え?
俺の・・・
今、何て言いました?
もう一回言ってくれません?
さらっと言った言葉が胸を鷲掴んでくれたんですけど?


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