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あなたがすきでたまらない
第18章 水心あれば魚心

前を燥いで歩く二人には聞こえない様に多田に訊ねた
「ってか、俺達と一緒で良かったのか?」
「・・・俺だけじゃハードル高かったし・・・むしろ紺野さんに感謝だよ」
「なんか・・・ごめんな?」
「何でお前が謝んだよ?紺野さんの旦那かよ?」
クククって笑う多田
でもよぉ?
伊織の旦那だと言われて悪い気はしないが・・・むしろ嬉しいんだが・・・
俺はやっぱり多田に謝りたいよ
鈍感な伊織の分まで
「えぇ?USJ?多田君と?それなら私達も丁度話してた所だよ!!なら、一緒に行く?」
どうやら多田に誘われたばかりの従妹ちゃんは俺がいる伊織の部屋にノックもなしに入って来て、興奮冷めやらぬ顔で
「さ、誘われちゃった!!」
何て言うもんだから・・・
姉御の伊織は自分が、恋のキューピッドにでもなるつもりなのか・・・
お節介をしだした
「・・・おい・・・伊織・・・」
俺は多田が今生の勇気を振り絞ったであろう誘いを邪魔したくなかったので止めようとした
事実、俺は伊織と二人でデートしたかったし?
「ね?直哉もいいよね?」
「・・・いや・・・ちょっと・・・まっ・・・」
「伊織ちゃんが一緒なら・・・私も緊張しないで済むかなぁ?」
なんて言われては・・・
多田は君の緊張する顔が見たいんだろう。
とは言えなかった
そして、君も貴重な多田の緊張する顔を見る機会を先延ばしにしてる。
と、俺は思うよ?
まぁ、多田の緊張の切羽詰まった顔はお誘いの時に見たかもしんないけどさ?
それって、滅多に見れないって知ってる?
俺は心の中で問いかけた
「じゃ、決まり!!いつにする?」
「来週って言われた」
「来週かぁ。お小遣い・・・ママに頼んでみるよ!!直哉はいつでもいいよね?」
俺はいつでもいいのかよ・・・
伊織・・・俺への愛・・・あるよな?
あると信じてるぞ?
「・・・って訳で・・・俺が謝りたいのはそう言う事」
多田にやり取りを報告した
「マジでか・・・何それ・・・俺が誘ったの・・・そんなに喜んでくれたんだ。やべぇ・・・嬉しい」
「お前・・・」
そんな顔すんだな。
とか
見てるこっちが恥ずかしいわ。
とか
そんなん言えなくなってしまうじゃねぇか
むしろ、多田のそんなレアな反応が見れてちょっと得した気分になっちまう
教室ではお前のそんな顔、誰も見た事がなかったからさ?
「ってか、俺達と一緒で良かったのか?」
「・・・俺だけじゃハードル高かったし・・・むしろ紺野さんに感謝だよ」
「なんか・・・ごめんな?」
「何でお前が謝んだよ?紺野さんの旦那かよ?」
クククって笑う多田
でもよぉ?
伊織の旦那だと言われて悪い気はしないが・・・むしろ嬉しいんだが・・・
俺はやっぱり多田に謝りたいよ
鈍感な伊織の分まで
「えぇ?USJ?多田君と?それなら私達も丁度話してた所だよ!!なら、一緒に行く?」
どうやら多田に誘われたばかりの従妹ちゃんは俺がいる伊織の部屋にノックもなしに入って来て、興奮冷めやらぬ顔で
「さ、誘われちゃった!!」
何て言うもんだから・・・
姉御の伊織は自分が、恋のキューピッドにでもなるつもりなのか・・・
お節介をしだした
「・・・おい・・・伊織・・・」
俺は多田が今生の勇気を振り絞ったであろう誘いを邪魔したくなかったので止めようとした
事実、俺は伊織と二人でデートしたかったし?
「ね?直哉もいいよね?」
「・・・いや・・・ちょっと・・・まっ・・・」
「伊織ちゃんが一緒なら・・・私も緊張しないで済むかなぁ?」
なんて言われては・・・
多田は君の緊張する顔が見たいんだろう。
とは言えなかった
そして、君も貴重な多田の緊張する顔を見る機会を先延ばしにしてる。
と、俺は思うよ?
まぁ、多田の緊張の切羽詰まった顔はお誘いの時に見たかもしんないけどさ?
それって、滅多に見れないって知ってる?
俺は心の中で問いかけた
「じゃ、決まり!!いつにする?」
「来週って言われた」
「来週かぁ。お小遣い・・・ママに頼んでみるよ!!直哉はいつでもいいよね?」
俺はいつでもいいのかよ・・・
伊織・・・俺への愛・・・あるよな?
あると信じてるぞ?
「・・・って訳で・・・俺が謝りたいのはそう言う事」
多田にやり取りを報告した
「マジでか・・・何それ・・・俺が誘ったの・・・そんなに喜んでくれたんだ。やべぇ・・・嬉しい」
「お前・・・」
そんな顔すんだな。
とか
見てるこっちが恥ずかしいわ。
とか
そんなん言えなくなってしまうじゃねぇか
むしろ、多田のそんなレアな反応が見れてちょっと得した気分になっちまう
教室ではお前のそんな顔、誰も見た事がなかったからさ?

