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あなたがすきでたまらない
第18章 水心あれば魚心
「学校嫌でさ?制服着たはいいけど、行きたくなくてブラブラしてたら補導されそうになったんだ」
「マヌケだろ?」

クククって笑ってるけど・・・

「中三の受験前の大事な時期だぜ?せっかく成績だけは良くて、アイツらともおさらば出来るってのに、捕まったら全部パァだよ。内心とか・・・親とか・・・そう思ったら逃げてたんだよ」

「警官から?」

「そう!!撒いたと思った!!必死で走ったからな!!もう、そりゃ今までにもない位の全力疾走で!!」

「で?」

俺は多田の武勇伝が面白くなってきた

「・・・息を整えてたら・・・追いつかれてた(笑)当たり前だよな。ガリ勉で普段、運動なんてしない俺の全力疾走なんて知れてるよ」

「捕まったのか?」

フルフルと首を振る多田

「「暑いよなぁ」。って・・・言うんだ。「何?あんだけ走って暑くないの?」って」
「「俺、捕まるんですか?」って訊いたんだ」

「「なんで?」とか訊かれて・・・「逃げたから」って答えた」
「「なんで逃げた?」って訊くから「学校に行かなかったから」って答えた」
「そしたらさ?笑われた。「お前は良い奴だな!!」って・・・」

「なんだそれ?」

「「理由があるなら行かなくていい」って。言ってくれてな?「行くつもりだったんだろ?学校?」って・・・ホントに悪い奴は制服着ないって言われたよ。めっちゃ恥ずかしかった」

「・・・で、落としたメガネを届けてくれたんだ」

「メガネ?」

「「落とし物届けるのも警察官の役目だって知らなかった?」ってさ!!」

「なんだ・・・それ・・・」

ちょっ・・・その警察官ドラマみたいに爽やかでカッコ良すぎねぇか?

「俺が走るから、一緒に居た課長に怒られたんだって。走って届けて来いって・・・言われたんだって」

「・・・その警察官・・・二人共・・・イケメン過ぎね?」

俺はその言葉を後々、後悔したんだけどな

「だろ?だから・・・俺・・・恥ずかしいけど自分の状況を話してしまったんだよ。初対面のイケメン警察官に!!」

・・・イケメンだったんだ

「なんだよ?そんなイケメン対応のイケメン警察官がいたら俺も会って見てぇわ」

「ワハハ!!だろ~??俺が情けなくも相談してしまっても仕方なくない?」

「まぁな・・・そんな人ならな・・・」

ってか。そんな人マジでいるのか?
俺は、半信半疑だったけど
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