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あなたがすきでたまらない
第18章 水心あれば魚心
どさくさに紛れて?
伊織はそう思ってる?
ううん。
俺は端から計画してた
伊織と暗闇でキスしたかった
本当は俺の部屋か伊織の部屋でも良かったけど、慣れ過ぎたお互いの空間では・・・
どうしても出来なくて・・・

良い感じ?ではないかもだけど・・・
普段とは違うシチュエーションなら・・・
大人なキスが出来ると思ったんだ

それが成功した
と、俺は思ってる

幼馴染から恋人同士になれた
二人きりの時、手を繋ぐのが普通になった
別れ際のキス

ドキドキしながら・・・拒まれないかと目で確認した
部屋でも外でも「ちゅっ」と・・・
小鳥のキスの様な・・・
別れ際のキス
それでも俺には嬉しくて

それ以上をしたくて・・・

何度かしたキスとは違う
唇を重ねるだけとは違う
帰り道の挨拶の・・・幼馴染の延長の様なキスとは違う

それでも十分だったけど・・・
十分すぎたんだけど・・・
顔がそっと近づいて・・・
唇が重なった時の感動は今でも忘れられないけれど・・・

それより先の大人なキスをしたかった

それに応えてくれた伊織
それの応えに暴走しそうになる俺

だって・・・伊織の反応が・・・
俺がキスした、恋人同士のキスは・・・
甘くて・・・俺の想像以上で・・・

さっきのキスはさ?
ほら・・・その・・・

俺だって・・・
男だって・・・
理解って欲しくて・・・

俺だって・・・
伊織に・・・
その・・・
うん。
したかったんだ。

理解してほしかったんだ

俺が幼馴染の延長じゃないって事
俺が伊織の恋人だって事

俺だって・・・男・・・なんだって・・・事


「う、嬉し・・・かった・・・の?」

どもりながら訪ねた

「嬉しかったよ・・・ダメ?」

「だ、ダメじゃない!!」

最高じゃないか!!
ダメな訳あるか!!

「・・・ちょっと、ビックリしたけどね?」

笑う伊織。
マジ可愛い。

「い、嫌じゃなかったら・・・その・・・」

「なに?」

「こ、これからも・・・その・・・こんなキス・・・いっぱい・・・していい?」

「いいよ。でも・・・二人きりの・・・時がいいな」

今すぐ!!
今すぐに二人きりになりたい!!
真っ赤な伊織の照れてる顔!!
国宝級!!
世界遺産!!

「ふ、ふ、ふ、二人きり・・・に・・・なりたいよな!!なれたらいいな!!」

伊織を独り占めしたくて・・・堪んねぇわ
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