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あなたがすきでたまらない
第19章 月に叢雲花に風
多田君said


「あれ?お前らも来たんだ?」

俺は師範のマンションの下で良く見知った顔に話しかけた

「よう!!お前らこそ二人仲良く先輩に用事?」

ニヤニヤ顔のクラスメイト
直哉が俺に話しかけた

「宝?多田君?え?もしかして?・・・」

直哉の彼女兼、俺のクラスメイト兼、俺の彼女の従妹の紺野さん
が、意味深な顔で俺達の顔を覗き見た

「い、伊織ちゃん。あの・・・あのね?」

俺は彼女になったばかりの彼女の肩にそっと力を入れた
俺が言うよ。
って合図を送った。・・・つもり。
だけど、新米ほやほやの俺の彼女は尚も従妹に言い訳しようとしていた

「えっとね?こないだ・・・きゅ、急に帰ってごめんね?そ、その・・・あの、えっと・・・」

ドギマギする俺の新米の彼女になりたての・・・
ああっ!!どうでもいいわ!!
ってか、俺の彼女!!
新米もくそも俺の初彼女!!
文句あっか?
紺野さんが従妹だろうが、それの彼氏が俺のダチだろうが!!
そんなん知るか!!
古米の彼女とかもなんもないから浮かれるに決まってんだろうが!!

ってか、直哉?
ニヤニヤしすぎだっての!!
俺の恋路を応援してたはずだろ?

たしかにさ?
こないだのユニバダブルデートは結果、カップルデートになったかもだけど?
お前もそれで良かったんじゃねぇのかよ?

俺はお角違いに直哉を睨みつけた

「伊織、先輩にお土産」

俺の意図をわかったかの様に紺野さんを宥める

「そっか!!そうだね!!」

紺野さんは直哉の事は素直にいう事を聞く
勿論、後で二人に追及されるのは間違いないだろう


「多田。先輩居た?」

「うん。お土産渡したけど?」

「あっそ。俺らもお土産渡したかったから来たんだ」

「じゃ、さっさと師範の家に行けば?」

「そうする」

俺と直哉は相槌を打って別れる。
余計な詮索とお互いの報告はまた後でいいよな?

俺らの彼女兼、従妹同士は語り合いたいみたいだけど・・・

そんなん・・・無粋だよな?
お互いに・・・
でもさ?
おかしいんだよ?

直哉と別れてからふと思った
言い忘れてた事があったからすぐにチャイム鳴らしたけど・・・
師範・・・出てこなかったからさ?
って・・・余計な事を考える
だって・・・俺は何であれ師範の味方だし?
あっ!!
直哉が行きますよ。って・・・
連絡すれば良かったかな?

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