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あなたがすきでたまらない
第19章 月に叢雲花に風
(んんっっ??)

やっぱり、なんかおかしい
だって、すぐにチャイム鳴らしたのに出てこないって事は・・・
つまりは・・・その・・・
「アレ」な事なんじゃねぇの?

師範に限って谷川さんをケガさせたりだとかはない様に思う
万が一、緊急の事があるとすればむしろ返事があるはずだ
俺達が出て行ったすぐ後にチャイムを鳴らしても出ないって事はだな・・・
「アレ」な事で・・・
今日は休日
そういえば、谷川さん・・・後から急いで出てきたって感じがする

(んんんっっ???)

もしかして、もしかしなくても・・・俺ら、急に行っちゃたりなんかして・・・その・・・
お楽しみのとこを・・・邪魔しちゃった?んですか?師範!!
大事な事だから頭ン中で二回考えてみた

「ちょ、ちょっと待て!!直哉!!」

「なに?どうした?」

直哉に合わせて紺野さんも振り返った

「あ~。え~と。そ、そのだな・・・」

俺は何と言おうか迷った
(多分、きっと、最中かもしんないから止めとけ)
とは言えない

「なんだよ?」

「そ、その・・・さ?は、腹へってね?」

苦しい言い訳

「まぁ・・・減ってるっちゃ減ってるけど・・・お前らいいの?」

直哉は気を利かせたつもりだろう
俺達新米カップルが二人きりでいたい事に
けど、俺は邪魔してしまったかもしれない師範の邪魔をこれ以上する訳にはいかない!!
例え、俺がどんだけ二人きりになりたくても!!だ!!
ですよね??師範!!ここは俺に任せて下さい!!

「そういえば、師範、この後用事あるって言ってたし?」

「そうなん?けど、俺らお土産渡すだけだし?すぐ済むから急いで渡してくるわ」

「じゃなくて!!その・・・お、俺が腹減って仕方ないんだよね?」

「うん?」

「だからさ?師範のお土産はまた今度で・・・俺らと飯行かね?ほら・・・色々と話したい事もあるし?な?」

必死な俺
すると、紺野さんが助け船

「いいじゃん直哉!!先輩、出かけるって言ってんならさ?お邪魔かもだし?私もお腹ペコペコだし?フフフ・・・二人の話も聞きたいし?」

紺野さんありがとう
けど、なんかおかんの様な、従妹の下世話な叔母さんの様な笑い方が気にならなくもないけども・・・
きっと、聞きたい事を我慢してたんだろう

「わかった。伊織が言うなら・・・どこ、食べに行く?」

師範これでいいんですよね?
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